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岐路に立つ君へ

福田和也
小学館文庫 2001

プロとして緊張し続けることの厳しさをやさしい視線で書いた福田和也の中では異色の本。

そういう多忙のなかで、さらに、自分にとって大きな仕事をこつこつと積み上げていく必要がある。それはコマーシャルなものでなくてもいい。この世界の玄人たちが、評価して長く語り継がれるような作品であればいい。

プロとしてデビューするのはやさしい。でも、続けていくことはもっと難しい。文芸の世界では毎月のように期待の新人がでるという。でも5年後、10年後生き残る人はすくないという。これは他の分野でも同じで、建築、ファッション、デザイン関連の編集者も同じことをいう。

緊張感を失わないで、大きな仕事を継続して、積み上げて行くことの大切さ重さ、困難さ。自分の友人の息子に宛てた手紙風になっている。視線はやさしい。私は独立したいとおもっている若い人にいつもこの本をすすめてしまう。まぁ読んではくれないですけど。

薦めているわたし自身何度もこの本を読み返している。緊張感と危機感を失わないために。

岐路に立つ君へ―価値ある人生のために
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2005年10月22日

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