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Essential ActionScript3.0
O'REILLY
Colin Moock
文句なしにActionScriptのバイブル。鮮やかな整理と理路整然とした詳細な解説
詳説ActionScriptという題をつけたくなるほど詳しい本。900頁の大著である。現在のところ日本語和訳がないのが残念である。Essential ActionScript2.0からなぜか日本語に翻訳されなくなってしまった。
入門者向けから上級者までカバー。
表面的な解説ではなくこのときはコンパイラはこう読みとるというような解説や論点を深くしつこく掘り下げてゆく解説が多い。画面の再描画の記事はこれでもかというほど詳細にしつこい解説である。
ベーシックという意味の基礎ではなく、ファンダメンタル(土台)としての基礎の本である。
本書は大きく3部構成になっている。
第1部は言語のコア部分の解説である。変数、オブジュクト、クラス、メソッド、ループ処理、条件分岐、インスタンスメソッド、ファンクション、継承、型指定、インターフェイス、配列、イベントの基礎、例外処理、ガーベッジコレクションなど。
バーチャル動物ゲームの作例を通して入門レベルから体系的に学べる仕組みになっている。頭から順番に読んでも飽きさせない構成になっている。
ActionScript3.0はこの本を読む前は誤解をしていた。読んでみたら柔軟なfunctionが健在なこともわかったし、型指定の存在意義もよくわかる。
例えばfunctionでは、パッケージの中に定義するfunction、無名パッケージの中に定義するfunction、ネストされたfunction、パッケージの外に定義するfunctionがコードと丁寧な解説で整理されている。うっかり浅い解説の本を読んでしまうとActionScript3.0は柔軟性がないと決め込んでしまう可能性がある。
第2部は表示部分(DisplayAPI)の解説。図解も多く、イベントフロー、イベンントディスパッチも深く掘りさげた解説。わかりやすい。
ある程度言語の知識がある人やActionScriptに慣れている人は第2部から読んでもいいかもしれない。ただし、ActionScript3.0では抽象クラスが使えないなどJavaとは違う部分もある。
第3部はFlashやFlexのアプリケーションの解説。
文句なく本書は世界一級品のActionScriptの解説書だろう。
2007年08月02日
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